映画「君の名前で僕を呼んで」これはヤバい…エロ＆エモがつまった傑作｜配信で無料視聴可能

このブログでは数ある作品の中から大人女性にもきちんとおすすめできる良作のみをピックアップしてご紹介しております。

そんな中でもストーリー・世界観・美しさ・演技力・そしてしっかりエロい、個人的に激推しな作品5つのうちのひとつとして、見どころをご紹介していきます(他の激推し作品はこちら)

今回は、アカデミー賞脚色賞を受賞した映画「君の名前で僕を呼んで(原題：Call Me by Your Name)」を取り上げます。

まだ見たことがない方もいらっしゃると思うので「見どころのみ」をかいつまんでご紹介しますが、3割ほどネタバレを含みますのでご注意ください。

映画「君の名前で僕を呼んで」とは

映画「君の名前で僕を呼んで」は2017年のイタリア・フランス・ブラジル・アメリカ合衆国合作の映画。

小説『Call Me by Your Name』を原作とした映画で、監督はヴェネツィア国際映画祭の審査員も務めるイタリアのルカ・グァダニーノ。

主演は2021年に2代目「シザーハンズ」に大抜擢され、次世代のスター・ウォーズともいわれるSF超大作「DUNE」の主役として大活躍のティモシー・シャラメと、アメリカのエンタメ界で活躍するアーミー・ハマーの実力派がそろった作品です。

間違いなしの良作やで

「君の名前で僕を呼んで」のあらすじ

舞台は1980年代の夏の北イタリア。
17歳のエリオは、アメリカから招待された24歳の大学院生オリヴァーと出会う。
オリヴァーは大学教授の父の助手で、夏の間をエリオたち家族と暮らす。はじめは自信に満ちたオリヴァーの態度に反発を感じるエリオだったが、まるで不思議な磁石があるように、ふたりは引きつけあったり反発したり、いつしか近づいていく。
やがて激しく恋に落ちるふたり。
しかし夏の終わりとともにオリヴァーが去る日が近づく……。

公式HPより

インテリ同士の歳の差愛がすごいんや。

理屈では説明のつかない激情

17歳と24歳の年の差恋愛

「年の差」モノからしか得られない栄養ってありますよね、確実にあると思うんです。

ricoは無類の年の差好きなのでこの作品はまずその時点でギューーーーン！ってひきつけられましたよ。
ただ年の差っていっても今回の場合は17と24って7つしか変わんないんですよね。
でもね、10代と20代って見えてる世界や価値観が大きく変わる繊細な時期じゃないですか。
子どもから自立した大人へとガラリと変化する絶妙な時期なわけで。

子どもと大人の間のような、そんな一番繊細で年頃のふたりが出会って惹かれ合う物語なんです。

絶妙な年齢の繊細な描写が見事なんです

エリオ・17歳（演：ティモシー・シャラメ）

17歳のエリオは博識な学者を親にもつ才能にあふれた青年。
十代とは思えないほどの知識と独自の詩的な世界観を持つため、同世代に比べてどこか大人びた魅力がある。彼女もいる。

だからこそ世の中から一歩引いているような、斜に構えた生意気な態度がどこか鼻につく…これもうね、年上ウケする魅力たっぷり。

それでも「恋」に関してはただの男の子。
年上のオリヴァーへの思いに気付いてからの翻弄されまくるところが…

たまらなくかわいいんや

オリヴァー・24歳（演：アーミー・ハマー）

そんなエリオの父親の元で学ぶ大学院生のオリヴァーは、ひと夏の間アシスタントとしてエリオの家族のもとに呼ばれますよ。

オリヴァーもまた学問に秀でた知性の持ち主で、さらにそこに色男とくるんですよもう最強なんです。

誰とでも仲良くなる気さくな性格から、すぐに地元に溶け込んでしまうチャーミングな男なんですわ。

自分の魅力を十分理解しているからこそ、かなりの自信家。

そんなオリヴァーもエリオのこととなると、自分を抑えきれなくなって少年のようにそわそわするのがもう…

たまらなくかわいいんや

徐々に意識し合うふたり

「徐々に」ってのが最高なんですよね。
手と手が触れあって「「あっ…！」」とかなんかじゃなく。
ほんとに少しずつ少しずつ、距離を詰めていく描写がモダモダして大好物なんです。

絶妙な焦らしプレイ。

作品の前半はただただ美しいイタリアでの夏を楽しむふたりの時間が流れます。

昼下がりに池のほとりで論文を読みながらうたたねをしたり、心地よい日差しを浴びながら作曲をしたり。

優雅に曲を作ってみたり、詩を書いてみたり、実にアカデミックでクリエイティブなそれはそれはお洒落な時間を静かに過ごすんです。

お互いに同じ時間を共に過ごしながらも、最初はなかなか歩み寄ることができないんですよね。

エリオはオリヴァーの自信家でチャラいところが気にいらないし、逆にオリヴァーはエリオの生意気で青いところがなんか憎たらしい、そんな風に思いながら一定の距離を置いて過ごすんです。

でも確実にお互いがお互いのことを意識してて、でもお互いに臆病でどちらも言い出すことはできないんですわな。
そりゃそうですよね、エリオには彼女がいるし、オリヴァーからしたら自分の恩師の息子なわけで、手出しなんてしたら殺されるってなりますよね。

そんなこんなで絶妙な距離を保ちつつ、ふたりはお互いの才能に惹かれ合い、少しずつ、本当に少しずつ、相手に近づき始めるんです。

そしてついに、あることをきっかけに急接近しますよ。

恋愛慣れしていないエリオが、自分の中に芽生える感情に戸惑いながらもオリヴァーにその気持ちをぶつけるシーン。

ここ。いかにも小説的で最高にエモいんですよ…

ラブシーンも美しい

この映画は、その美しいロケーションや、音楽、演出などなどどれをとっても完璧！と言っても過言ではないんですが、作品としての見どころはやはり、ひとつひとつのラブシーンが絵画のように美しいということ。

ヒュー・グラントをスターダムに押し上げたBL映画「モーリス」を彷彿とさせる草むらでのキスシーンが本当に美しい…

この最初のラブシーンが一番のお気に入りです。

自分の気持ちを抑えきれずに、ただただまっすぐ、情熱的に愛情表現をしてくる年下のエリオに対し、同じように抑えきれなくなるほどの気持ちをぐっとこらえて「ダメだ…」といなす大人なオリヴァーがまた…いんですよね。

まっすぐ感情をぶつけてくる年下美人に対して、
なけなしの理性で「よしなさい」っていう年上ですよっ！！！！！！！！

もちろんこのほかにもたくさん素敵なラブシーンがあるんですよ。

・こっそり相手の下着の匂いを嗅いで「好きや…」ってなったり
・夜中にこっそり抜け出して夜の庭でキスしたり
・衝動的にもつれ合ったり
・相手の素足にキスしたり
・屋根裏で相手のことを思ってオ〇ニーしたり
・それが相手にばれてまたエッチしたり…

後は皆さまに楽しんでいただきたいのでこの辺にしておきますが、

ほんとにね、どのシーンをきりとっても美しいんです。

芸術そのもの。

贅沢すぎる実力派キャスト

本作が初の主演となったティモシー・シャラメは、映画「インセプション」やドラマ「HOMELAND」出演のキャリアを経て、本作でアカデミー賞主演男優賞にノミネート（22歳という若さ!）
演技と思わせない表情や仕草に鳥肌が立つほどの才能の塊です。

2代目「シザーハンズ」に大抜擢され、2021年にはスター・ウォーズ級のSF超大作映画「DUNE/デューン 砂の惑星」の主演を務めるまさに今一番熱い実力派俳優です。

相手役のアーミー・ハマーは「ソーシャルネットワーク」や「コードネーム U.N.C.L.E.」「ローンレンジャー」などに出演する誰もが認めるザ・色男のイメージがありますが、本作での演技は実に繊細で美しいです。

映像美にうっとり…

夏のイタリアでの儚くも情熱的な数週間を描いた本作は、とにかく映るものすべてが美しいんですよね。

「うっとり」という言葉が一番ぴったりくるほど、ずーーっと浸っていたい美しさがあります。

書いているこっちが本作をシンプルに”BL映画”という言葉だけで表現することになんだか違和感がのこってしまうほど、なんとも言い難い特別な作品。

かつてないほどの超長回しラストショットがもう…胸がぎゅっと締め付けられる見ごたえのあるシーンです。

見終えた後は胸いっぱいでしばし放心。

92受賞308ノミネート

本作は2017年に全米公開されると瞬く間に大ヒットを記録しました。

アカデミー賞では作品賞、主演男優賞、脚色賞、歌曲賞の4部門にノミネートされ、ジェームズ・アイヴォリーが脚色賞を受賞しています。

とにかく見てくれ…

今回ご紹介した『君の名前で僕を呼んで(CALL ME BY YOUR NAME)』は、各種動画配信サービスで視聴可能なのでぜひ見てみてください。

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本作品の配信情報は2020年8月29日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については「dTVチャンネル」のホームページもしくはアプリをご確認ください。