BL映画「ダブルミンツ」狂気的な純愛を描く過激なダークBL｜配信で無料視聴可能

こんにちは。
実写BL・メンズロマンスが大好きなアラサー会社員のricoと申します。

数ある作品の中から大人女性にもきちんとおすすめできる良作のみをピックアップしていたら、130本を超えてしまいました。
ひたすら個人的な見どころをご紹介していくブログです。(特に激推しな13作品はこちら)

今回はBL映画「ダブルミンツ」を取り上げます。

まだ見たことがない方のために詳細を省いた「見どころのみ」をかいつまんでご紹介しますが、3割ほどネタバレを含みますのでご注意ください。

BL映画「ダブルミンツ」とは

BL映画「ダブルミンツ」は、漫画家・中村明日美子さんのダークBLコミック「ダブルミンツ」を実写映画化した作品です。

同じ“イチカワミツオ”の名をもつ壱河光夫と市川光央。
高校時代、光夫は光央の下僕として主従関係を築いていた。
そんなふたりが再会したのは、ある日、光夫にかかってきた「女を殺した」という一本の電話。
電話の主が光央だと悟り共犯者となってしまう光夫。
ふたりの関係はこの事件をきっかけに少しずつ変化していく……。

映画「ダブルミンツ」公式HPより

高校時代の同級生で同じ音の名前を持つふたりの男が、時を経て再会を果たすことをきっかけに、取り返しのつかない犯罪の世界へ墜ちていく姿が描かれた作品です。

暗い…けど目が離せない。

飼い主のミツオと飼い犬のミツオ

光央/ミツオ（演： 田中俊介「BOYS AND MEN」）

学生時代から暴力的ないじめっ子。
大人になってもヤクザに雇われながら、犯罪と暴力にまみれた仕事を繰り返している。

ある日、学生時代に残酷な手法でいじめて支配し自分の「飼い犬」にしていた幼馴染の光夫に連絡を取るところから物語が始まる。

光夫/ミツオ（演：淵上泰史 ）

一流企業のシステムエンジニアとして働くインテリ。
気弱な性格のため、後輩から仕事を押し付けられてもいやな顔せず残業してしまう。

学生の頃いじめを受けていたチンピラの光央にたいして特別な感情を抱く。

佐伯/サエキ（演：小木茂光）

光央を飼い馴らすヤクザ。
光央の面倒を見ながら放し飼いにしているが、ふたりの間には怪しい空気が流れている。

演じるのは、ヤクザ役が多い実力派バイプレーヤーの小木さん。
原作コミックの実写化にあたり、原作者自らが指名した俳優さんのようです（超アニメディア 中村明日美子さんインタビューより）。

原作はダークBLコミック

原作は2007年に宙出版の「メロメロ」で連載された中村明日美子さんのダークBLコミック「ダブルミンツ」。
実写化にあたり、内容はほぼ変えずに原作に忠実に映像化されています。

中村明日美子さんと言えば代表作にBLコミック「同級生」があげられます。
ただ本作はこの「同級生」の雰囲気とは全く違って、とにかく「ダーク」で終始”痛み”を伴う描写が付きまといます。

「同級生」が”光”だとしたら、「ダブルミンツ」は紛れもなく”影”。
同じ原作者の作品とは思えないほど、その違いがはっきりと感じられます。

それでも共通しているのは、タイプの全く違うふたりが（形はどうであれ）惹かれ合い、互いに溺れていくというストーリーなんですよね。

癖になるよ…このギャップ

暴力の後の噛みつくようなキス

光央が闇社会に所属しているので、ストーリーの大半は暴力にまみれています。
カッとなるとすぐに手が出る光央 は、光夫に対する自分の気持ちに整理がつかず、その戸惑いがすべて、暴力になってしまいます。

殴る蹴るは当たりまえ。

学生時代、光央が光夫をいじめるシーンが出てくるんですが、その手法がなんというかものすごく残酷なんですよね…肉体的というより精神的ないじめなんだよな…

こんな暴力に愛情なんてない…と序盤は思うのですが、不思議とそれが言葉にならない激情の表現なんだと思うようになります。

大人になって再会を果たしてからも、相変わらず光夫を下僕として扱う光央。
少しでも生意気なことを言おうもんならすぐにフルボッコにするんですが、それでも無条件で自分に気持ちを向けるまっすぐな光夫に噛みつくようなキスしちゃったりするんですよ。

光夫のことをボコボコにした後、ドカっと椅子に座って「舐めろ…」っていったりね…
殴られて血まみれな口で、光央のジッパーをゆっくり下す光夫のどこまでも従順な姿よ。

素直に表現できない中にも、ゆがんだ愛情があるんですよね。

その狂気が逆に
純愛に思えてくるんだ

主従逆転設定が熱い

「ダブルミンツ」を語るうえで抑えておきたい重要なポイントがあります。
いち主従好きとしての萌えポイントとしてぜひこれだけは言わせてほしい。

暴力的なチンピラで俺様な光央と、インテリで弱気ワンコな光夫。
いじめっこといじめられっこだった学生の頃からずっと、飼い主と飼い犬のいびつな主従関係が続いているふたりですが、ここで大切なお知らせがございます。

受け攻めが逆なんだぜ

詳細は語らない。その目で確かめてくれ。

また、俺様キャラの光央がヤクザのサエキに飼われているという設定も同時に美味しいです。

ヤクザということでやることもレベルが違うので、劇中は衝撃的なシーンが多々ございます。ご注意くださいよ。
クスリ盛られてまわされて…なんてざらに出てきますからね…

原作者自ら指名したというサエキ役の小木さんの鬼畜な演技がなんとも言い味出してました。

とにかくえっちなシーンは全部過激です

見どころはふたりの共依存

この作品の見どころは、そんな主従関係の二人の「共依存」です。

学生の頃から光夫を暴力で支配し「俺の犬」として飼っていた光央は、実は光夫に飼われているんじゃないか？って思うシーンが多々ちりばめられていて…ここが非常に萌えるんですよね…

それをわかっているのかいないのか、それでも確実にふたりは互いに互いを求め合い、ともに闇へ落ちていく…そんなどうしようもない関係性が見どころです。

この過激な問題作‥
とにかく見てくれ。

BL映画「ダブルミンツ」は配信で無料視聴可能

BL映画「ダブルミンツ」は、各種動画配信サービスで視聴可能です。
U-NEXTでは見放題配信の対象作品にされているため、無料期間中に視聴すれば無料視聴が可能です。

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原作コミック抑えておきたい

出会った瞬間、壱河光夫は市川光央の“目”に殺された。同じ名前を持つ、二人の男たちの愛憎の向かう先は――?

『ダブルミンツ』のその後を描いた、描き下ろし『雨』を加え、話題の作品がついに単行本化!その他、短編『温室の果実』も同時収録。

amazonより

原作の映像化は不可能だと思っていたと語る中村明日美子さん。
そんな原作もセットで抑えておきたい。

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本ページの情報は2024年7月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。