中国BL映画「鲛绡碧真珠の涙」検閲を超えた激レア作品｜配信で視聴可能

こんにちは。
実写BL・メンズロマンスが大好きなアラサー会社員のricoと申します。

数ある作品の中から大人女性にもきちんとおすすめできる良作のみをピックアップしていたら、130本を超えてしまいました。
ひたすら個人的な見どころをご紹介していくブログです。(特に激推しな13作品はこちら)

今回は中国のBL映画「鲛绡碧（こうしょうへき）真珠の涙（英題：Mermaid’s jade）」を取り上げます。

作品メモ

評　価：3.5（4.5以上はこちら）
設　定：時代劇・主従・歴史
トーン：ファンタジー・切ない
大人度：80％
攻　め：司法次官/冷酷/男前
受　け：人魚/美人/健気
※あくまでも個人の主観です

まだ見たことがない方のために詳細を省いた「見どころのみ」をかいつまんでご紹介しますが、3割ほどネタバレを含みますのでご注意ください。

BL映画「鲛绡碧真珠の涙」とは
司法次官と人魚の禁断の愛
原作はBLウェブ小説
「鲛绡碧」の意味
中の人たちプリンスオーラがすごい
厳しい検閲を潜り抜けた作品
BL映画「鲛绡碧真珠の涙」は配信で視聴可能
この記事を見た人に刺さりそうな作品

BL映画「鲛绡碧真珠の涙」とは

中国のBL映画「鲛绡碧（こうしょうへき）真珠の涙（英題：Mermaid’s jade）」は2019年に中国で制作された作品です。
日本では2021年10月にシネマート新宿・心斎橋の編成担当・野村武寛さんが世界の話題作を集めた映画祭「のむらコレクション」の中で特別に上映されました。

唐の時代。
時の司法長官、遠山（えんさん）は不審な事件の多い長安の治安の確保にあたっていた。
ある日、滅亡寸前の人魚の国から逃げ出してきた皇子、漪下（いか）を捕える。
周囲は冷徹な遠山が漪下を殺さないことを不可解に思うが、遠山は漪下に惹かれ、漪下もまた遠山を慕っていた。
やがて思いを遂げた二人。
しかし決して交わるはずのなかった運命には、相手を心から思うが故の悲劇、そして奇跡が待ち受けているのだった…。
シネマート「鲛绡碧」あらすじより

ジャンルは大人気の大陸時代劇！
さらに人魚（鮫人）が存在するBLファンタジー！
そして身分の差を乗り越えた許されないラブロマンス…！

条件はそろってるぞ…！

司法次官と人魚の禁断の愛

https://movie.douban.com/

遠山（演：张博涵/チャン・ボーハン）

冷酷な司法次官。
国の治安を守るカリスマポリス。
朝廷へ忠義を誓いつつ、人魚の漪下（いか）への愛に揺れる。

常に冷静なポーカーフェイスなんだけど、終盤それが崩れるのが見もの…！

https://movie.douban.com/

漪下（演：徐減/シュー・ユエン）

人魚（鮫人）族の皇子。
健気で美しいマーメイド。
皇子というかもはやデ〇ィズニープリンセス。
司法次官の遠山への一途な思いを募らせる。

見つめただけで呪いをかけられる能力をもつ（ここ割と重要）

鮫人族はその涙が真珠になることや、人間の傷を癒すことができる特殊な布を編むことができる能力を持つため人間たちに搾取され、虐げられている。

なんだこの最高な設定

原作はBLウェブ小説

https://movie.douban.com/

日本で大ヒットした「陳情令」などの中国時代劇BL作品と同じように、本作も中国で人気のウェブ小説「鲛绡碧」を実写化した作品。

強力な歴史的背景と魅力的なストーリーに裏打ちされた没入感のある設定で、ファンタジーなのに受け入れてしまう魅力があります。

ラスト衝撃の展開も含めて、最後まで目が離せない作品でした。

とにかくラストが衝撃なんだ

「鲛绡碧」の意味

鲛绡碧（こうしょうへき）とは、本作の中では人魚（鮫人）族だけが編むことのできる特殊な布で、人間の傷を癒す効果がある存在。

作品のタイトルとなったこ「 鲛绡碧」が最後まで作品のキーアイテムになっています。
鑑賞後にこのタイトルの意味を思うとまた切なくて…

中の人たちプリンスオーラがすごい

Bohan Zhang (Source: Agency)

↑遠山を演じる张博涵さんはバチバチのイケメン。
中国の人気ドラマシリーズ「The Love by Hypnotic」など数多くの作品に出演されているようです。

Yuan Xu (Source: Weibo)

↑漪下（いか）の中の人はこの作品以外に出演作がなく、かつSNSアカウントも持たないとてもミステリアスなお方。
ご本人は人前に出ることを好まないシャイな性格とのこと。
そういったお人柄も作品の役とマッチしてて素敵です。

厳しい検閲を潜り抜けた作品

https://movie.douban.com/

大陸BLと言えば、政府の厳しい検閲規制がつきものですよね。
大陸BLのほとんどはその厳しい規制をクリアできない、なんてことはよくある話。

そのため原作はごりごりのBLなのに、実写化の際はラブシーンをそぎ落としたブロマンスになるというのはもはや大陸エンタメ業界のお家芸になっていて（もだもだするけど、逆にあれこれ妄想がはかどってこちらとしてはどのみち美味しいですよね///）

ただ、本作はその厳しい検閲の壁を見事にすり抜けただけでなく、妖艶なお風呂シーンから過激なベッドシーンに至るまで、挑発的でえちえちなシーンが見られてしまうという…！
これには日本だけでなく全アジアがざついていましたよ。
そういった面でもアジアのBL界わいで大きな反響を呼んだ作品です。激レア

見どころはなんといってもこのお風呂シーンですね。
あごクイがばっちり見られるローアングルと、美しい花びらがちりばめられた俯瞰のアングルに加えて、水面下でふたりの足が乱れ絡みまくる様子を捉えた水中アングルまで…！

どんな描写かみたい方はこちら