18禁アルゼンチン映画「The Third One」15分間のベッドシーンがガチ過ぎた｜配信で無料視聴可能

こんにちは。
実写BL・メンズロマンスが大好きなアラサー会社員のricoと申します。

数ある作品の中から大人女性にもきちんとおすすめできる良作のみをピックアップしていたら、130本を超えてしまいました。
ひたすら個人的な見どころをご紹介していくブログです。(特に激推しな13作品はこちら)

今回はアルゼンチン映画「The Third One（原題：El tercero）」を取り上げます。

まだ見たことがない方のために詳細を省いた「見どころのみ」をかいつまんでご紹介しますが、3割ほどネタバレを含みますのでご注意ください。

映画「The Third One」とは

アルゼンチン映画「 The Third One（原題：El tercero） 」は、2014年に公開されたゲイロマンスがテーマの作品です。

チャットルームで知り合った学生のフェデは、年上のゲイカップルと一夜を共にするためにダウンタウンのビルにやってくる。
情熱的なふたりと共に過ごしたその夜をきっかけに、彼はまるで新しい愛の可能性を見つけたかのように変わっていた。

IMDbよりricoのざっくり意訳

最近ゲイロマンスを描いたアルゼンチン映画にハマっておりまして。
監督も制作陣も違うのになんでこうもハズレがないんだろうと不思議に思います。

今回も当たり作品だったよ。
ありがとうアルゼンチン。

ただ今作だけは気を付けて欲しいことがあります。
この作品はモロにそういうシーンがございます。
もちろん他の作品にもあるけど、これはなんというか全然レベルが違う。
18禁にも種類があるけど、この作品はビッタビタのR指定ですよ。

18禁というより25禁くらい。

主人公の妄想シーンとして、男性同士の過激なAVシーンを要所要所に挟んでくるし、後半のベッドシーンなんかもうガチでやっちゃてます（やってない）。

なのでゴリゴリの「そういうの」が苦手なお方にはお勧めできない作品です。

そもそもこのブログ読んでくださってる方にそういうの苦手な方なんていない説というのはありますが念のため。

いいですか…
ricoは忠告しましたからね…

冒頭の煽りが半端ない

作品の冒頭、学生のフェデとイケオジのフランコが出会い系サイトでビデオチャット通話するんですよ。

フランコ「イケメンだね」
　フェデ「こんにちは。元気？」
ってチャットから始まり…

「お前を見たら元気になった」
「欲しくなってきた？」
「うん、欲しい」
「でも彼氏がいるんですよね」
「意地悪だな」

っていうやりとりからね、何日かチャットが続いて、最終的に会って3Pするまでのやり取りが続くんですよね。

2014年の作品なので、画質荒めのインカム映像のパソコンを使った画面上での演出。
これがまたリアルでえっちなんですよ。

ちょっと卑猥な文章をタイプして、やっぱ思いとどまって送信せずに削除するとかそういう探りさぐりなやりとりの演出も憎い。

冒頭でよだれだらだらです

年上カップルと学生の出会い

フェデ（演：Emiliano Dionisi）

22歳の大学生。細マッチョ。
壮絶な家庭環境に身をおく孤独な青年。
ゲイの出会い系サイトで身体のビデオを投稿していたところ、チャット上でフランコに声をかけられる。
彼氏がいるフランコから3Pしようと誘われ、家に呼ばれることに。

フランコ（演：Nicolás Armengol）

出会い系サイトでフェデに声をかけた男。
8年間交際している彼氏（ヘルマン）がいる。
陽気な性格で好奇心旺盛。

ヘルマン（演：Carlos Echevarría）

フランコのパートナー。
真面目で厳格な性格。でも性欲は強い。

---

学生と親子ほど年の離れたカップルの組み合わせですよ。
孤独なフェデが大人なイケオジふたりの包容力に抱かれるんです。

年の差好きのあなた。
確実に萌えます。

とにかく焦らされるからね

この作品の見どころは終盤のどエロいベッドシーンなんですが、そこまでのもっていきようがもーうもうもうじれったいんです。

冒頭のチャットで卑猥なやり取りしておきながら、いざ対面した3人は性的な会話を一切せずに、気軽で何気ないやり取りをするんですよ。

その後の「お楽しみ」を3人全員がわかっていながらも、全く関係のないカジュアルな会話をして時間が過ぎるんです。

その何気ない会話がすごいのよ。
これアドリブなんじゃないかってくらい自然な会話で、一見ストーリーに関係なさそうな仕草や表情なんだけど、でもしっかりと伝わる性的な緊張感がにじみ出てるんです。

とにかく焦らす
それはそれは焦らされる

緩急のつけ方がすごい

食事をしながらわいわいと話をする3人。
穏やかな時間が流れるけど、3人はこの後起こることをしっかり意識してるし、それは視聴者であるこっちも同じ。
わたし含め全員が思ってることは「「「はやくベッド行こうぜ」」」なんですよ。
残されたものはもうベッドシーンしかないでしょうよと。

でもそれだとただのポルノ映画になっちゃう（それはそれでいいけどさ）
そう思っていたら、急展開ですよ。

3人で食事をしながら会話する中で「君の両親はどんな人？」と聞かれたフェデが、自分の置かれている環境について語り出すんです。
そこでフェデが置かれている壮絶な環境が明らかになるんですよね。

あくまでも軽いトーンで明るく、場の空気を壊さないように、気にしていないような表情で陽気に語るフェデ。
でもそれがもう、辛くてつらくて…

そこでイケオジふたりがフェデに対して母性（父性）のようなものが芽生えるんですよね。

ヤリモクで出会ったのに、思いがけず強い絆が芽生える3人。
エロいムードからのドラマ展開がすごい。

緩急の付け方が神がかってる

たっぷり15分間のベッドシーン

そしてお待ちかねのベッドシーン。

スペイン語のレビューで「待つかいがあるベッドシーン」と書かれていた通り、ほんとに待つ価値のあるとんでもなく大胆で長尺ででろんでろんのラブシーンでした。

さいしょからさいごまで。
一部始終。たっぷりと。

あーこれはもうガチでやってますな…
入っちゃってますねえってなるほどリアルですよ。
え？これドキュメンタリー？って視聴後何度も調べましたもん。

とにかくAVよりもAV（雑）
とんでもないよ、まじで。
これが演技だなんて…

アカデミー賞もんです
(スタンディングオベーション)

でもただのエロいベッドシーンじゃないんだよね。
さっきのフェデの話があったからこそ、3人はただエッチがしたくて集まっただけの関係から、もうそれ以上の特別な感情で結ばれてるんです。

孤独なフェデを二人が優しく包み込むの。
ぎゅーーーーーーーーーーーって。

エロいのにあったかい。そんな激しくてやさしいベッドシーンだった。

新感覚のエロス。
やっぱアルゼンチンすごい。

とにかく見てくれ

映画「The Third One」は配信で無料視聴可能

映画「The Third One」はLGBTQ作品に特化した動画配信サービス「GagaOOLala」で配信されています。

ありがたいことにGagaOOLalaさんは最近日本向けにも力を入れてくれていて、続々と日本語字幕対応を増やしていってくれています（あざます！）
本作も日本語字幕対応なのでぜひ見てみてください。

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