Netflix映画「シングル・オール・ザ・ウェイ」キュートでハッピーなホリデイ作品｜配信で視聴可能

こんにちは。
実写BL・メンズロマンスが大好きなアラサー会社員のricoと申します。

数ある作品の中から大人女性にもきちんとおすすめできる良作のみをピックアップしていたら、130本を超えてしまいました。
ひたすら個人的な見どころをご紹介していくブログです。(特に激推しな13作品はこちら)

今回はNetflixオリジナル映画「シングル・オール・ザ・ウェイ/Single All the Way」を取り上げます。

まだ見たことがない方のために詳細を省いた「見どころのみ」をかいつまんでご紹介しますが、3割ほどネタバレを含みますのでご注意ください。

Netflix映画「シングル・オール・ザ・ウェイ」とは

Netflixオリジナル映画「Single All the Way」とは、2021年12月に世界同時配信されたクリスマスラブコメ作品です。

Netflixオリジナル作品としては初となるゲイのロマンティックコメディのようです。

親友に恋人のふりをしてもらい、クリスマスに一緒に帰省することにしたピーター。
だが家族がキューピッド役を買って出たことで、2人の計画と想いは思わぬ方向へ。

Netflix「Single All the Way」あらすじより

公開前から前のめりで楽しみにしていました！
いつも暗めの作品ばかりを見ているricoとしては久しぶりのラブコメ。
とってもキュートでハッピーでした♡

お互いのことならダメなとこもいいとこも何でも知ってる、ずっと一緒に生活を共にしてきたそんな親友同士が「カップルのふり」をすることをきっかけに何かが変わるというおはなし。
設定としてはよくあるものだけど、とにかくあったかい作品なんだ。

クリスマスの定番曲”ジングルベル”の歌詞にある”Jingle all the way”からくるシャレの効いたタイトル。

クリスマス、改めて大切な人の存在に感謝したくなるそんなハートフルな作品。

こころがあったまるよ

気心知れた親友のふたり

ピーター（演：マイケル・ユーリー）

故郷を離れ、L.A.の華やかな広告業界で働く広告マン。
男を見る目がなくとことん男運が悪い。
植物を愛する優しい男。植物専門店を開くのが夢。

同じくゲイの親友ニックと長年同棲しているが恋愛関係ではない。
彼氏ができてもいつも長続きせず、ずっと独身でいることから家族からは心配されている。
クリスマスに帰省することになり、親友のニックを「彼氏」と偽るというアイデアをひらめく。

演じている中の人はアメリカのテレビドラマシリーズ「アグリィ・ベティ」に出演していたのでご存知の方も多いのでは。
ご本人は最近ご自身のセクシャリティをオープンにしたようです。

仕草全部が超キュート

ニック（演：フィレモン・チャンバース）

親友のピーターと長年同棲している絵本のベストセラー作家。
印税で暮らしていけるのにもかかわらず、普段は便利屋として真面目に働く。
家族がいないため、唯一の家族の愛犬を大切にしている。

クリスマスは仕事をしながら寂しさを紛らわせようとしていたが、親友ピーターのために「偽の彼氏」としてピーターの実家へ一緒に帰省することになる。

この俳優さんもカムアウトされているようです。

笑顔がとっても素敵

---

ジェームズ（演：ルーク・マクファーレン）

ピーターの母親が通うジムのトレーナー。
イケメンで爽やかでターザンボディのナイスガイ。
ピーターの母親の紹介で急遽お見合いすることになる。

演じている中の人はカナダ出身の舞台俳優でゲイであることをオープンにしています。

ジェームズを始めて見た時のピーターのリアクションが最高なんですよ、その爽やかさに思わずくらくら…ってなるかんじ最高に良かった。

美しい筋肉たまらん（大好物）

クリスマスに何かが起こる

お互いに家族のような存在のピーターとニック。
互いの仕事も、互いの恋愛も、なんでも励まし合い支え合いながら生きてきたふたり。

そんなふたりを見てまわりは「付き合っちゃえばいいのに」というけど、「そういんじゃないんだ」と言い張ってきたふたりなんですよね。

男女でもあるよね、そういうの。
過ごした時間が長すぎて、家族みたいになんでも言い合えるくらい仲良しなんだけど、恋愛となると「それはちがう」ってなる感じ。

そんなふたりが、ピーターの家族と共に休暇を過ごすことで、少しずつ変化していくんです。
恋のライバルが登場することで、自分の本当の気持に気付いたりね。
自分のことを一番理解してる家族と過ごすことで、ふと相手のことを意識したりね。

このどきどき感よ

家族があったかいんだまた

LGBTQがテーマの作品だと、どうしてもまずは家族や社会に対するカミングアウトっていうハードルがあって、そこが物語の中心になりがちですよね。
それくらい世の中はまだ少数派のセクシャリティに対しての理解が追いついていないっていう証だし、そういう世の中だからこそストーリーもそういうほうがリアリティがあるのかもしれないってことはわかっているんだけどね。

この作品のいいところは、最初から家族にも職場にもカムアウト済みで、家族どころか親戚全員がそれを受け入れて、明るく前向きに、それぞれが自分たちなりに理解しようとしているというところだったの。

特にピーターの母親は（天然で陽キャな人なんだけど）自分の息子とことを少しでも知ろうと本を読んだり、ゲイの人の話を聞いたりといろいろと勉強するんだよね（こういう親ホント素敵ですよね）

作品自体はコメディタッチだからあくまでも明るく笑いを交えてなんだけど、大切な息子のセクシャリティをきちんと理解しようとしている母親の描写はすごくよかったよ。

ゲイなら男全員恋愛対象だとか、ゲイとゲイなら「付き合っちゃいなよ」みたいに安易に考える人たちがいることに対して、

本で勉強したの。
ゲイの友情についても詳しく書いてあったわ。
男と女が恋に落ちるとは限らない、男と男も同じ。

ピーターのママの台詞

他にもゲイに対するありがちな誤解についていろいろと勉強した知識を家族に教える母親がとってもキュートだったの。

クライマックスの母親の嬉し涙に私は泣いてしまったよ。

吹き替え声優も見逃せない

Netflixでは日本語吹き替え版も用意されていて、超豪華な声優陣も見逃せないポイントです。

ピーター役には「タイタニック」のレオナルド・ディカプリオや「ラ・ラ・ランド」のライアン・ゴズリングなど、海外の大物俳優の吹き替えを多数手がける内田夕夜さん。

ニック役にはアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」のジョナサン・ジョースターの声で知られる興津和幸さん。
数々のBLCDでもそのイケボを披露してくれています（いつもお世話になっております）

そしてジェームズ役は、言わずと知れたあの津田健次郎さんですよ…！
つだけんだよ‥？！あざす！しかない。

豪華すぎるぜ…

映画「シングル・オール・ザ・ウェイ」は配信で視聴可能

映画「Single All the Way」はNetflixで視聴可能です。
声優陣も豪華なのでぜひ日本語吹き替え版で観て欲しい。

▷　Netflixで見る

本ページの情報は2024年7月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。