映画「ヴェノム」が人外生命体と人間の激エモブロマンスだった｜配信で無料視聴可能

こんにちは。
実写BL・メンズロマンスが大好きなアラサー会社員のricoと申します。

数ある作品の中から大人女性にもきちんとおすすめできる良作のみをピックアップしていたら、130本を超えてしまいました。
ひたすら個人的な見どころをご紹介していくブログです。(特に激推しな13作品はこちら)

今回は映画「ヴェノム（原題：Venom）」シリーズを取り上げます。

まだ見たことがない方のために詳細を省いた「見どころのみ」をかいつまんでご紹介しますが、3割ほどネタバレを含みますのでご注意ください。

映画「ヴェノム」シリーズとは

映画「ヴェノム」シリーズは、スパイダーマンやマイティ・ソー、ドクター・ストレンジなどで知られるアメリカのマーベル・コミックのキャラクター「ヴェノム」を実写化したダークヒーロー映画です。
2018年にシリーズ1作目となる映画「ヴェノム」、2021年には続編にあたる「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」が公開され、最終章の3作目が2024年11月に公開されます。

記者のエディは、怪しい人体実験を行う団体を調査する中、地球外生命体と接触してしまう。
その生物は彼の体を乗っ取り、人間の捕食を開始。
エディは自らの心身を支配されていく危機を感じつつも、次第にその人外の力に魅了されていく。

「ヴェノム」あらすじより

恥ずかしながらricoはまだマーベルの世界に入れずにいる外側の人間でして。
だってもう沼確定の香りがぷんぷんしてるから怖くて近づけない小心者でして。
だからこういうヒーローアクション映画とは一定の距離を保って人生を送っていたんですが、今回は満を持して、見てみましたよ。

筋肉とお髭というricoの大好きな要素がそろったトム・ハーディが主演を務めるという点と、ご本人が「ヴェノムはシンビオート（人外生命体）とエディ（寄生された主人公）の100％ラブストーリーだ」とインタビューで語るのを見て「？！」となり、次の瞬間にはU-NEXTで検索して速攻再生していました。

最高だったぜ

謎の生命体が身体に寄生?!

エディ（演：トム・ハーディ）

巨大企業の陰謀を暴く正義感の強めのジャーナリスト。
正義感は強くても騒音で困らせてくる隣人には文句を言えない小心者。
街で強盗を見かけてもビビッて見て見ぬふりをしてしまう。
仕事に夢中すぎて恋人には愛想をつかされる。
ある企業を取材するうえで地球外生命体に寄生されてしまう。

そう、寄生されちゃうんです

シンビオート/ヴェノム（演：同上）

ライフ財団が研究で発見した液体型地球外生命体（シンビオート）。
普段はドロッとした液体。
人に寄生することでこんな見た目になる。
寄生する人間との相性があり、共生できる人間は限られている。
高い音と炎が苦手。チョコが好き。
性格はヤンチャで自信家。めちゃくちゃ狂暴。

こんなふたりが合体するんだ

変身じゃなくて寄生なのがエモい

そうなんです「ヴェノム」シリーズのキモは、何といっても生命体が人間に「寄生」するという設定なんです。
人間に特殊能力が宿るという点ではスパイダーマンと同じなんですが「ヴェノム」は自分とは全く違う性格の別の生き物が自分の身体に寄生し、共存するっていう神エモ設定が魅力なんです。

そう、つまりヒーローはひとりではなく、ふたりでひとり。
エディという人間と、エディに寄生したシンビオート、このふたつがひとつに合体することで、ヴェノムという全く新しいヒーローが生まれるんです。

さらにシンビオートは動物や子どもにでも生き物であれば誰にでも自由に寄生できるんですが、その生き物との相性が悪いとその生命の身体を蝕み、殺してしまうという設定なんですね。

そうです、誰でもいいってわけじゃない。
そうなの、エディじゃなきゃいけないんです。

なんだこれエモいぞ

最初は喧嘩ばかり

最終的に二人の身体が適合し共存できるようになったとはいえ、最初はめちゃくちゃ大変だったんです（おまえだれや）。
突然謎の生命体に寄生されてしまったエディは、自分の身体の異変に気付き全力で抵抗しようとしますが、最初はなかなかうまくいきません。

シンビオートに寄生されたエディは、急にのどが渇いてビールをがぶ飲みしたり、生ごみを漁って昨日食べた鶏肉の残骸にむしゃぶりついたり、お菓子を掻っ込んだり、かとおもったら次の瞬間にはトイレで全部戻してしまったりととにかく食欲が暴走します。

高級レストランに乗り込みウェイターが持っているステーキにかぶりつき「おい死んでるぞ（怒）」と文句をいったり、生きたロブスターが入った水槽に身体ごと飛び込みムシャムシャと殻ごと食べ散らかすなんていう、とにかく最初は寄生してきたシンビオートに負けて制御が効かずに獣のように豹変してしまうんです。
ここのトムハのマッドでクレイジーな演技が最高です。

大切なシンビオートを取り戻そうとライフ財団に命を狙われてしまうエディ。
銃をもった団員たちがエディの家に突然押しかけて来た時、勝手に身体が動き強力なパンチを食らわせたと思ったら、今度は身体から触手が伸びて信じられないような技を繰り出し、なんとか難を逃れることができるんです。

エディ「これは幻だ…俺の頭の中にいるんだろ？寄生虫め」
シンビ「寄生虫だと？（怒）」
怒ったシンビオートはエディの身体を壁に磔にして自由を奪います。
エディ「（怯えた声で）寄生虫と言って悪かった。話し合おう！」

しかし次の瞬間、財団が送り込んだ刺客たちに終われることになり、ここでこの映画の見どころのひとつでもある壮絶な路上バイクアクションが繰り広げられます。

刺客の車に左右から挟まれ大ピンチのエディは思わず「死んじゃうよ！」と叫ぶと、身体から真っ黒な触手が飛び出し身体の中のシンビオートが「死なせない！」と叫びます。

なんだこれエモいな（2回目）

追手から逃げ切り疲れて座り込むエディ。
すると自分の身体からどろどろしたものが姿を現します。

エディ「お前は何だ」
シンビ「俺はヴェノム。お前はオレのモノだ」
エディ「人間を食うのか？」
シンビ「当たり前だ。それが目的だ。協力すればお前は生かしてやる」
エディ「（シンビオートを全力でにらみつける）」
シンビ「取引成立だな」

シンビオートが強引すぎて
話がはやい（笑顔）

シンビオートの声はエディの頭の中で響くだけで、他の誰にも聞こえないというのもエモ設定のひとつです。

危険な人体実験を繰り返すライフ財団の実態を目の当たりにしたエディは、その証拠をもってクビになったかつての自分のオフィス（新聞社）に駆け付けます。
深夜の警備にあたる友人の警備員に対しなんとか入らせてもらうように頼みますが、友人から「悪いがクビになりたくないんだ」と断られてしまいます。

シンビ「脳みそを食ってやろうぜ」
エディ「やめろ！俺の友達だ！」
友達　「（独りで喋るエディに対し）一体どうしたんだ？」
エディ「もういいんだ、俺たちは帰る！」
シンビ「（嬉しそうに）俺たちｗ」

思わず自分たちのことを「俺たち」と言ってしまうエディが可愛いし、それを馬鹿にしながらも喜ぶシンビオートも可愛いんです。

なんだこれエモいな（3回目）

少しずつ芽生える絆

警備員に止められたエディはヴェノムになって新聞社のビルを外から一気にかけ登ります。
強引にも身一つでガラスをぶち破ってオフィスに侵入するヴェノムに対して、自分の身体を使った荒っぽいやり方に怒るエディ。
エディ「またかよ…俺を殺す気か？」
シンビ「お前が死ねばオレも死ぬ」
エディ「どうせ俺を捨てて誰かに乗り換えるんだろ」
シンビ「捨てるもんか。お前は捨てるにはあまりにも惜しい」
エディ「ありがとよ」

そしてクライマックスのバトルアクションシーンも最高です。

敵のライオット（別のシンビオートと悪役が合体したキャラクター）の攻撃でシンビオートとエディの身体が引き離されてしまうシーン。

ただのドロドロの液体に戻ってしまい、なすすべのないシンビオートに、エディは自分に寄生できるようにと手を伸ばします。

ここめちゃくちゃエモい

強盗をやっつけるためヴェノムになったエディは、その瞬間を行きつけのお店で目撃されてしまいます。
店員　「エディ、今のは何？」
エディ「いやぁ寄生されちゃって。じゃあおやすみ！」
シンビ「寄生だと？！」
エディ「親しみを込めていったんだ」
シンビ「謝れ！」
エディ「やだ」
シンビ「謝れよ！」
エディ「悪かったよ。で？これから何したい？」
シンビ「オレにいわせりゃ、オレたちなら何でもできる」

なんだこれは…！

主演も認めるふたりの愛

エディを演じる主演のトム・ハーディは米Screenrant誌のインタビューで、ヴェノムは「100％ラブストーリーだ」と語っています。
また犬好きで知られるご本人が可愛い犬Tシャツを着てるシネマトゥデイのインタビューでは「ある意味エディとヴェノムは結婚している」と語り「二人は強い絆で結ばれているし、誰もその関係に口出しすることができない、風変わりなカップルだ」とも語っています。

そんなラブストーリー色が強い続編の「ヴェノム：レット・ゼア・ビー・カーネイジ（原題：Venom: Let There Be Carnage）」がまた激エモなんです。

ダメだわたし
エモいしか言ってない
（語彙力…）

ザワつきが止まらない続編

まずは下のビジュアルを見て欲しいんです。
続編である「ヴェノム：レット・ゼア・ビー・カーネイジ」の公式ビジュアルがさ…

↓これなんだよね↓

なんだこれ（n回目）

口論をしたままの勢いで女子トイレの個室で喧嘩するふたり。
隣の個室の女性に怪しまれる楽しいシーンなんですが、改めてビジュアルを見ると、いやあ…もうありがとうございますしか出てこないです。

ファンからは「公式がファンアートを超えてきた」とツッコミが入っていてそれも含めて楽しめました。

そんな続編がとっても良かったんだ。

これは人間を食べたくて仕方がないヴェノムを躾けて、なんとか鶏肉で我慢させるエディ。

前作ではヴェノムをコントロールできずに暴走してしまう姿が描かれていましたが、続編では狂暴なヴェノムに四苦八苦しつつもエディがしっかりと主導権を握って飼いならしている姿が見られます。
シンビオートもまたエディのことを理解し、自分の欲望を抑えてエディのために譲歩することができるようになってるんですね。

ヴェノムの声も一人二役で演じている主演のトム・ハーディは、米Screenrant誌の取材で第二弾のヴェノムの声を少し優しい声に変えたと語っています。
エディとの共生に慣れ、人間の気持や優しさが徐々に芽生えているヴェノムを表現したようです。

そして最高なのがラストシーン。
ヴェノムの夢だった「砂浜でのんびり過ごすこと」を叶えてあげるエディ。
互いが互いのことを「愛しているかどうか」で口論するシーンはもう子どもみたいで笑ってしまいます。

ついに迎える最終章！

そして2024年にシリーズ最終章となる「ザ・ラストダンス」が公開となります。

最終章となる本作では、ヴェノムに隠された秘密が明かされ、またまた壮絶な戦いが描かれるようです。
公式によれば、エディとヴェノム、ふたりがふたりであることが世界を破滅に導いてしまうようで、一心同体となった二人に「お別れ」の危機が迫るという切ない展開があるようです。

すでに作品を見たファンからは「エディはヴェノムを愛し、ヴェノムもまたエディを愛していた – これ以上の、愛に満ちた結末は他にない」「最高のラブストーリーだった」など切ないラストシーンに関する感想が上がっています。

早く見たい！

映画「ヴェノム」過去作は配信で無料視聴可能

映画「ヴェノム」シリーズは動画配信サービスで視聴可能です。
「U-NEXT」では無料視聴が可能です。続編は有料（399円）ですが、それも無料トライアルに登録するともらえる600pt（600円）でカバーできるのがありがたい。

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※U-NEXTは31日間無料トライアルが可能なので期間中に解約すれば料金はかかりません。

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本ページの情報は2024年7月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。