映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」改めて見たら大変なことになってた｜配信で無料視聴可能

こんにちは。
実写BL・メンズロマンスが大好きなアラサー会社員のricoと申します。

数ある作品の中から大人女性にもきちんとおすすめできる良作のみをピックアップしていたら、130本を超えてしまいました。
ひたすら個人的な見どころをご紹介していくブログです。(特に激推しな13作品はこちら)

今回は映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア（原題：Interview with the Vampire）」を取り上げます。

まだ見たことがない方のために詳細を省いた「見どころのみ」をかいつまんでご紹介しますが、3割ほどネタバレを含みますのでご注意ください。

映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」とは

映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」はアン・ライスによる小説『夜明けのヴァンパイア』を原作とした映画で、トム・クルーズとブラッド・ピットを主演に迎えて今から30年前の1992年に公開されました。

妖艶で非情なレスタト、苦悩する繊細なルイ、少女特有の貪欲さを持つクローディアというヴァンパイア3人の物語。
何世紀にもわたる裏切り、愛、渇望を描く。

Netflixあらすじより

当時30歳のブラッド・ピット、31歳のトム・クルーズの二大スターの若々しく麗しいお姿を拝める名作であり、当時まだ10歳のキルスティン・ダンストの演技力の高さも見どころです。

実はこの作品、きっと子どもの頃に見た記憶があるんですがそれ以来見返す機会がありませんでした。
なんとなくトムとブラピのホラーというざっくりな印象しかなかったんですが、2022年10月に原作をドラマ版にリメイクしたドラマ版「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」がアメリカで公開・配信（日本未公開）されたことをきっかけに改めて見返してみたらあまりの美しさに思わず吐血してしまいました。

な…なんだ…この
お耽美な世界は…

そして同時に確信しましたよ。
これはただのホラー映画ではないと。

ガッチガチの
メンズロマンスですやん。

誰もがひれ伏すこの美しさ

レスタト（演：トム・クルーズ）

吸血鬼。存在が美。
男も女も魅了する魔性のドラキュラプリンス。
血の吸い方が超濃艶でシンプルにエロい。
死を望み刹那的に生きるルイを吸血鬼にする。
ルイに対する執着がすごい。

ルイのことが大好き

ルイ（演：ブラッド・ピット）

吸血鬼。吸血鬼に好かれる吸血鬼。
妻と子どもを同時に失い死を意識しながら絶望と共に生きる。
レスタトに導かれ吸血鬼として生まれ変わる。
男…というかドラキュラに好かれる男。

吸血鬼を狂わせる
オムファタル

アルマンド（演：アントニオ・バンデラス）

パリの吸血鬼。雄の色気全開。
400年も生き続ける最年長ヴァンパイア。
狙った獲物はどんな手を使っても手に入れる鬼の執着心。
ルイのことが大好き（おまえもか）

スター揃いのキャスティング
もう…降参です

ヴァンパイアの数奇な半生

物語は現代を生きるドラキュラのルイが、特ダネを求める記者に対して自分の過去を語り始めるところからスタートします。

ルイ「僕の一生を話してほしいと？」
記者「ぜひ取材させてほしい、まず職業は？」
ルイ「ヴァンパイアだ」
記者「はは、ほんとに？冗談抜きでヴァンパイアだと？」
ルイ「その通りだ、実を言うと君を待ってた──いつ話しかけるかと」
記者「降って沸いた幸運って訳だな」
ルイ「お互いにね」
記者「ぼくを待ってたってどういうことだ？ぼくを襲って血を吸うつもりだったのか？」
ルイ「そうだ──だが今ここでじゃない」

記者とのこの意味深なやり取りはラストシーンで回収になります。

大真面目に正体を明かしちゃうルイがお茶目ですよね。
もちろん記者は全然信じてなくて、半信半疑でルイの話に耳を傾けるんですが、ルイの口から語られる話があまりにも真実味があるので徐々にのめり込んでいくんです。
最終的にはルイの魅力に引き寄せられてしまうという。

ヴァンパイアに染まっていくルイ

今はヴァンパイアのルイも、もともとは普通の人間。
吸血鬼になった後も最初は人間の心を持ちながら悩み苦しむ可愛いルイでした。
ちゃんと心をもっていて、血の通った吸血鬼だったんです。
それがいろんなことがあってさ…どんどんと表情が消えていってさ…最終的にはクールで冷静なヴァンパイアに変わっていくわけですよ。

その変化がたまらんのです。

ルイはなぜ自分が吸血鬼になった経緯を記者に語り始めます。

1791年、ニューオーリンズで牧場主だったルイは当時まだ24歳。
妻と子を同時に失くしたことで、もう死にたいって思いながら過ごしているんです。
飲み屋で喧嘩になって相手がピストルを出した時も、少しも動じずに「ほらやれよ」って自分の胸をあらわにして挑発しちゃうんですよ。

死を恐れない自暴自棄なルイが最高にダークでセクシーです。

つまりエロい

ファーストバイトがあまりにも…

そんなセクシーなルイに飲み屋の影から熱い視線を送る男がおります。
その男こそ、そうです、アメリカの国宝トム・クルーズ演じるヴァンパイアのプリンス・レスタトなのですよ。
死を望むルイに惹かれたレスタトは、ゆっくりとルイに近づきます。

殺し手は誰でもよかった。売春婦でも、そのヒモでも。
だがヴァンパイアが来るとは…

当時を語るルイ

暗闇でルイに近づき、レスタトはルイの首元にめがけて…ガブリ。

この時のルイの恍惚とした表情がもう、最高です。

記念すべきファーストバイト

血を吸ってわざと弱らせたレスタトはそのまま苦しむルイを放置します。
そして数日たったある日、病に伏して苦しむルイのベッドに現れて、こう告げるんです。

生きる意味がないんだろう？救ってやろうか？
心配するな選ぶのは君だ。俺は選べなかったが―

レスタト

悩み続けるルイにイラついたレスタトは、再度ルイの首に噛みつきます。
そして動けなくなったルイの耳元にささやきます…

致死量の血を吸い取った…
このまま放置すれば死ぬ。
答えてくれ、俺と来るか？

レスタト

この”Will You Come?”ってささやきが超セクシーなんですよ。
そしてルイは「あぁ」って返事しちゃうんです。

ブラピヴァンパイア爆誕

吸血シーンがエロ過ぎて眩暈

レスタトに導かれてルイのヴァンパイアとしての人生がスタートします。
そして彼はすぐに吸血鬼としての苦しみを知ることになります。

誰かの血を吸わないといけない

そう、吸血鬼は血液を吸わないと生きていけない。
そんな一番大事なことを吸血鬼になってから知るんです（おっと）

人間を狩っては新鮮な血を旨そうに吸うレスタトを軽蔑し、ルイは人間を苦しめるその行為に対して徹底的に抵抗します。
つい最近まで人間だったからしかたないよね、人を殺さないと生きていけない残酷な運命にあらがおうとするんです。

それでも喉が渇いて仕方ない…
空腹で苦しむルイを見かねたレスタトは、一緒に狩りをしながらひとりの人の血を分けることでなんとかルイの抵抗を下げてその気にさせようとします。

まずレスタトが飲み屋で娼婦を口説きます。
レスタト「君の唇を味わいたい」
娼　　婦「私の唇は甘いのよ」
キスをした後、彼女の肩越しにルイを見つめながら
レスタト「相棒にも味見させよう」
娼　　婦「彼のキスも同じくらい素敵？」
レスタト「…もっと濃厚だよ」
餓えたルイは彼女の唇にキスをしながら血を吸います。
同時にレスタトは彼女の手首に優しく噛みついて血を吸いますよ。

ふたりの初めての共同作業。
この妖艶で耽美的な吸血描写、憎いです。

だって完全に3Pやん(こら)

血に飢えていたルイは無我夢中で血を吸いますが、人間の心もまだ残っています。
ル　　イ「命までは奪いたくない」
レスタト「そんな君のために俺が殺した」

そうしてレスタトはルイが罪悪感を抱かないように、あの手この手で自分と同じ道に引きずり込もうと頑張ります。

何世紀にもわたる深い愛

ある日、どうしても喉が渇いて我慢できなくなってしまったルイは、感染症で親を亡くした少女に出会い、絶望に暮れる彼女の血を衝動的に吸ってしまいます。

致死量とまではいかなかったものの、幼い子の命を奪いかけたルイは強烈な罪悪感に襲われ、吸血鬼としての運命を憎みます。
そしてそれ以来人間の血を吸わないと誓い、レスタトの元を離れひとり下水道に身を潜めながらネズミや鳥など動物の血を吸って何とか生き続けます（味はめちゃマズイらしい）。

一方自分の元を離れたルイをなんとしても取り戻そうと、レスタトはルイの居場所を突き止めます。
そしてルイが罪悪感を抱き続けているその彼女をあえて吸血鬼にしてしまいます。
そうすることで彼女可愛さにルイが戻って来ると知っていたからです。

それからルイとレスタト、そして少女との3人の生活がスタートします。

私たちは幸せな家族だ。

レスタト

ルイが誰よりも大切にしている少女を利用して、疑似家族という形でルイを引き留めておくだなんて…！

相当こじらせてんな…！

少女を守るためなら何でもするルイ、ルイのためならなんでもするレスタト。
この一方通行な矢印が辛いです。

結局色々ありまして、ルイは少女と二人でレスタトの元を離れます。
レスタトがいない世界でもルイがとにかくモテるんですよ。
吸血鬼なのに人間の心を持ち続けていて、心優しいからこその苦悩があるんですよね。
その繊細さに色気を感じるんでしょうねヴァンパイアたちは。

ヴァンパイア界のドン、アルマンドにも一方的に好かれてしまいます。
「どんな手を使ってでも」ルイを手に入れることでお馴染みの吸血鬼たちですから、アルマンドの場合も卑怯な方法でルイを自分のものにしようとします。

最終的にはひどいことをされて恨んでいる相手に対しても、この余裕ですよ。
幾多の苦悩と悲劇がルイをここまで大人にしてしまったんです。

大切なものをひとつ、またひとつと奪われてしまったルイの表情はもうあの頃の様ではなくなってしまいました。
淡々と人の血を吸いながら、立派な吸血鬼として現代に生き続けています。

闇堕ち最高です

報われない男レスタト

無自覚なルイ相手に何百年も想い続けたレスタト。
ナルシストで強気な性格が鼻につくのに、なんでだろう全然嫌いになれない。
このレスタトの報われなさが実に切なくて、そういうキャラクターが大好物なricoはこれからも100％レスタトを応援していきたいと思っています（謎宣言）。

ルイに見捨てられボロボロになってしまったレスタトですが作品のラストシーンではまさかの快進撃を見せてくれます。

ああ…ルイめ。

レスタト

最後まで一貫してルイ推しの一途なレスタト、推せる。

あああ…大傑作や。

映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」は配信で無料視聴可能

映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」は各種動画配信サービスで配信中です。
U-NEXTであれば期間中に無料視聴可能なのでおすすめですよ。

▷　U-NEXTで「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」見る

※U-NEXTは31日間無料トライアルが可能なので期間中に解約すれば料金はかかりません。

▷ amazonプライムビデオでレンタルする

※100円でレンタル視聴が可能です。

2022年にリメイク版が放送

「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」が、ドラマシリーズとして現代に華麗に復活しました。2022年10月から米国でシーズン1が放送・配信され、その圧倒的な人気を受けて2024年5月にはシーズン2も登場。さらにシーズン3の製作も決定し、ファンの期待は高まるばかりです。

ドラマ版「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」官能的な吸血鬼の世界｜日本配信を全裸待機

本ページの情報は2024年7月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。