💎大人のためのメンズロマンス

舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」陰キャな息子ズの共依存にやられた

こんにちは。
実写BL・メンズロマンスが大好きなアラサー会社員のricoと申します。

数ある作品の中から大人女性にもきちんとおすすめできる良作のみをピックアップしていたら、130本を超えてしまいました。
ひたすら個人的な見どころをご紹介していくブログです。(特に激推しな13作品はこちら)

今回は舞台「ハリー・ポッターと呪いの子(原題:Harry Potter and the Cursed Child)」を取り上げます。

作品メモ

評価 :3.5/5。

評 価:3.5(4.5以上はこちら
設 定:同級生・学生・学園・青春
トーン:シリアス・コミカル・切ない

※あくまでも個人の主観です

まだ見たことがない方のために詳細を省いた「見どころのみ」をかいつまんでご紹介しますが、5割ほどネタバレを含みますのでご注意ください。

舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」とは

舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」は、大人気小説「ハリー・ポッター」シリーズの作者J.K.ローリングが”舞台のために”書き下ろしたシリーズ8作目の物語です。

ハリー、ロン、ハーマイオニーが魔法界を救ってから19年後、かつての暗闇の世を思わせる不穏な事件があいつぎ、人々を不安にさせていた。
魔法省で働くハリー・ポッターはいまや三人の子の父親。
今年ホグワーツ魔法魔術学校に入学する次男のアルバスは、英雄の家に生まれた自分の運命にあらがうように、父親に反抗的な態度を取る。幼い頃に両親を亡くしたハリーは、父親としてうまくふるまえず、関係を修復できずにいた。
そんな中、アルバスは魔法学校の入学式に向かうホグワーツ特急の車内で、偶然一人の少年と出会う。彼は、父ハリーと犬猿の仲である
ドラコ・マルフォイの息子、スコーピウスだった!

二人の出会いが引き金となり、暗闇による支配が加速していく・・・。

舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」あらすじより

ようやく。見てきましたよ…!
熾烈なチケット争いを通過して、満を持して!見に行きましたよ。

わかってはいた。
わかってはいたけど、ゴリゴリのメンズロマンスでした。
匂わせではなく、むき出しの、メンズロマンスでした。

J.K.ローリング先生…
一生ついていきます。

ハリポタ沼はみんなの実家

https://www.douban.com/

舞台について語る前に、ハリポタ愛についてちょっとだけ語らせてほしい。
ハリポタで育ったricoにとって、ハリポタは青春。いや、人生。
原作はもちろん全作読破しているし、なんなら日英両方読破してる。
当然映画も全作スクリーンで見ているし、ハリー達と一緒に大人になってここまで成長してきたんだ。

もちろんricoはスネイプ推しですよ(聞いてない)
当時まだイケオジなんていうワードがなかったころ、アラン・リックマンのエロさに絆されて、彼の出演作品を片っ端から見つくした少女時代を送っていました。
なんなら”腐女子”的な妄想に目覚めたのもハリポタからなんだから、もう完全に人生を狂わされている。

どうしてくれるのよ。

そう、だから、BLとか腐女子とかそういうジャンルに引きずり込まれたのがハリポタなんですよ。今の私を形成してくれたといっても過言ではないんです

だからこそ正直舞台を見に行くつもりはなかったのです。

ハリポタ沼にどっぷり浸って育ってきたからこそ、舞台版はなかなか受け入れられなかったのですよ。
私の中のキャストはあの映画の中の演者陣なのであって、他の誰でもないのよ!という典型的なこじらせ方を展開しておりました。
わかってる…わかってる…アラン・リックマンはもういないのはわかってる…!涙

ここ共感してくれる人がどれだけいるかわからないんですが、なんかもういろいろと拗らせすぎて、素直に向き合えずにスルーするつもりでした。

でもね、いろんな偶然が重なって、行くことになってしまったのよ。

そして見終わった今。舞台版は全く別ジャンルのエンタメでした。
原作小説の魅力を継承しつつも独自の要素を加えた作品でした。新感覚の舞台演出と、スリリングな展開、感動のストーリー、とにかく魅力的なキャラクターたちの成長や「愛」の描写が見どころの素晴らしい作品でした。

一旦頭を切り替えて、別物としてとらえることで、すとんと受け入れられました。
教訓:食わず嫌いは良くない。

圧巻のお芝居

https://horipro-stage.jp/

※2023年4月時点のキャスト

アルバス・ポッター(演:福山康平/藤田悠)

ハリーの息子で絶賛反抗期な主人公。陰キャ。
父の期待に反して一家で唯一スリザリンに入る。
学校では父のように才能を発揮できずにいじめられる。
魔法界のヒーローとなった父親の影に縛られつつも、自身の道を見つけようとする。
ドラコ・マルフォイのひとり息子、スコーピウスと仲良し。

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※2023年4月時点のキャスト

スコーピウス・マルフォイ(演:渡邉聖斗/門田宗大)

ドラコ・マルフォイのひとり息子。M気質のオタク。
ヴォルデモートの血を引くと噂され学校でいじめられる。
親の過去や血統に縛られず、自身の道を見つけようとする。
ハリー・ポッターの息子アルバスが好き。大好き。

スコーピウスの存在が物語に深みをもたせてくれます。
私は渡邉スコーピウス回でした。彼がとにかく素晴らしかった…
迫真のお芝居で思わず涙が出ちゃうところもありました。

主役級の存在感

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※2023年4月時点のキャスト

ハリー・ポッター(演:藤原竜也/石丸幹二/向井理)

ホグワーツを卒業してからはや19年。
ハリーは3児の父となって魔法法執行部長官として魔法省で働いています。
ご存知の通り赤ちゃんの時に親を失くしているため、親として自分の子どもとどう接していいかがわからず悩み続けます。

ricoは劇団四季の頃から石丸さんの舞台をよく見ていたので、今回も石丸さん回を選びました。
今作では石丸さんが得意な歌も踊りも封印して、とにかく膨大な台詞量と目が回るような演出で最初から最後まで泣く子も黙る圧巻のお芝居でした。

息子ズの共依存が良い

https://horipro-stage.jp/
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「ハリー・ポッターと呪いの子」は、親子や友人、家族愛や師弟愛の「愛」をテーマに描いています。愛情をテーマに様々な角度からハリポタシリーズを見つめ直すことができる作品です。

ただこのブログはBL・メンズロマンス専門のため、今回はアルバス・ポッターとスコーピウス・マルフォイの愛について語らせてらいますね。

ハリー・ポッターの息子アルバスと、ドラコ・マルフォイの息子スコーピウスは、これまでのシリーズで描かれている通り、父親同士はライバル関係。
そんな親同士の関係とは裏腹に、闇属性のふたりは共感し合い、互いの欠点を埋め合うように惹かれ合っていきます。この二人の関係性が物語に大きなカギとなり原作も含めてファンたちを魅了し続けています。

アルバスとスコーピウスは、ホグワーツ魔法魔術学校で同じ学年のクラスメートとして最初に出会います。ふたりとも親が有名ということもあって、常に注目の的なんですよね。だからこそ変に期待され勝手に落胆された挙句、いじめられてしまうんです。

アルバスは父の名声と自分の無能さのギャップに悩む一方、スコーピウスは父の悪評に悩まされます。2世として共通の苦悩や孤独感を抱えながら、互いに共感し合うことで強い絆を築いていきます。

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他に友達なんていらない!僕はスコーピウスがいれば十分なんだ!

アルバスの台詞

ああ…陰キャ同士の共依存ジャンル、好きです。

異なる家族の背景を持ちながらも「子は親を選べない」ことに縛られているふたり。
世間からの容赦ない偏見や先入観にとらわれずに、二人だけはありのままの弱虫な自分たちを見つめ合い、受け入れ、成長していくんです。

新感覚の魔法体験

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舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」は、これまでに見たどの舞台やミュージカルとも比較にならないような新感覚な作品でした。もうね、すごいの。
なんだろずっと洗濯機の中に入ってた感じ。3時間ずっとハラハラドキドキ。

まず特殊効果を駆使した見事なステージ演出がすごい。
光や音楽、プロジェクションが組み合わさって、魔法の世界が生き生きと表現されています。「どうやったらそうなるの?」みたいな演出ばかりで、舞台というかもはやマジックショーとアトラクションを掛け合わせたみたいな感じ。

ハリポタファンにとっては、お馴染みのキャラたちに出会える同窓会的なエモさもあります。さらに今回新たに登場する新キャラクターたちを通じて、懐かしいあの頃の感覚を追体験できるのも魅力です。

ストーリーもスリリングで予測不可能な展開なんですよね。
時間旅行や過去の出来事の介入によって起こる変化やトラブルに、脳がついていくのが必死。ハチャメチャでドラマチックな展開に魅了されます。

オタク心鷲掴みなシリーズの魅力

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鼻息荒めに書いたこちらの記事でも触れていますが、ハリポタシリーズの原作者、J.K.ローリング先生がそもそも作品の中にメンズロマンス要素をちりばめてくれているので、オタクからしたら彼女に対する信頼感たるやはんぱないですよ。

ハリポタシリーズのスピンオフ「ファンタスティック・ビースト(原題:Fantastic Beasts)」も合わせておすすめなのでまだ見てないという方はぜひご覧ください。

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rico(30代)

湿度高めなオトナ向けクイア作品を探すことが趣味
美しい商業BLからハードコアな作品まで何でも食べます
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