ドラマ「ワンルームエンジェル」幸福な時を紡ぐ感動の大傑作｜配信で視聴可能

こんにちは。
実写BL・メンズロマンスが大好きなアラサー会社員のricoと申します。

数ある作品の中から大人女性にもきちんとおすすめできる良作のみをピックアップしていたら、130本を超えてしまいました。
ひたすら個人的な見どころをご紹介していくブログです。(特に激推しな13作品はこちら)

今回はドラマ「ワンルームエンジェル」を取り上げます。

まだ見たことがない方のために詳細を省いた「見どころのみ」をかいつまんでご紹介しますが、3割ほどネタバレを含みますのでご注意ください。

完全に盲点だった「ワンルームエンジェル」が良すぎて泣いた

2023年11月に放送された、はらださんによるコミックス「ワンルームエンジェル」の実写ドラマ。
まず、正直にいわせてください。

本作、完全に、舐めてました。
めちゃくちゃ良かったです。

言い訳：最近の急速なBL作品の実写化ブームは本当に嬉しい限りですが、こちらが勝手に期待値を上げ過ぎてしまうがゆえに、いざ見てみると度々がっかりしてしまい、その落差を繰り返す間に疲弊してしまっておりました。
量産ではなく、質を…！良質な商業BLドラマをくれ…！このままじゃ我が国の実写BL業界が衰退してしまうぞ！と悔し涙で枕を濡らす夜がつづきました。

なので本作も、期待をせずに、空き時間でサクッと見てみよう、くらいのモチベーションだったんです。

出張中、新幹線の中で、暇だし見るかーって見始めたらもう。

なんだこれはと。

設定も面白いし、お芝居も素晴らしいし、どうなるんだこれは一体…！
と食い入るように一気見してしまいました。

趣味なし、友人なし、恋人なし。生きる価値、なし。
惰性で毎日を送っていたコンビニ店員の幸紀は、うっかりチンピラに刺され瀕死になった折、遠のく意識のなかで、真っ白い羽の美しい「天使」を見た。
お迎えかと思いきや、その後すっかり完治して、帰宅してみると、そこにはあの時の天使が…。
天使のふてぶてしい態度に戸惑いつつ、記憶もなく、飛べないというのを不憫に思い、天使をしばらく家に置くことに。
突然はじまった不思議なシェアライフだったが天使との日々は、死んだように生きていた幸紀の心にある感情を芽吹かせて──!?
あなたはこの関係を、なんと名付けますか？

ドラマ「ワンルームエンジェル」あらすじより

めちゃくちゃ良かった…！
ストーリーも演者も演出もすべてが素晴らしくて！！！
いっぱい泣いた！！！最終話やばかった！！！傑作だった！！！

アジアよ！いや世界よ！
これがジャパニーズBLだ！

ヤカラ男×生意気天使の同棲生活

幸紀（演：上杉柊平）

人生を諦めて死んだように生きる30代コンビニ店員。
趣味も友達もお金もない。生きる気力も何もない。
ある日ケンカに巻き込まれチンピラにさされてしまい、人生終了かと思いきや…
突然生意気な天使が舞い降り、ひょんなことから二人の同棲生活が始まる。

ガラの悪いヤカラ系の主人公。でも無気力に生きる彼には暗い過去があって…
天使に対して超絶優しい。めちゃくちゃ良いやつ。

天使（演：西村拓哉）

ある日突然この世に送り込まれた記憶喪失の天使。
羽はあるのになぜか飛べない。
困っていたところを幸紀に拾われ一緒に暮らすことになる。
ふてぶてしくて生意気。でも根は健気でまっすぐだから憎めない。

A君（演：田中洸希）

天使の過去を解き明かすカギ。
好きな相手に思いを伝えることができず、歪んだ愛情をぶつけてしまう。
この方のお芝居、とても好き。

シリアスとコミカルの絶妙なバランス

まずこの作品の魅力は、そのストーリーにあります。
生きることに投げやりな主人公の元に、ある日天使が舞い降りるという原作のユニークな設定に、冒頭から一気に惹き付けられました。
でまたその天使が、こちらの期待に反してツンデレでふてぶてしいという、期待を裏切るキャラクター性も作品の魅力です。

やさぐれた主人公と可愛げのない天使、何もないふたりが、足りないものを補完し合い満たし合いながら、何気ない日常を共に過ごすほのぼの系の物語。

かと思いきや…

物語が中盤に差し掛かると、天使の過去が浮かび上がり、シリアスな空気に急転していきます。

いじめ、暴力、死、そして家族との別れ…深い闇が次々と描かれます。

そんな暗い要素も、淡々と、そして時折コミカルに描かれているところがこの作品の魅力です。

できなかったこと、いっぱいしましょう！
しんどいめにあった分、今後は好き放題してやろうってんです！

天使

過去の辛い出来事にも、前向きに向き合おうとする天使。
そんな彼の俯瞰した死生観が、この作品に独特な魅力を添えています。
健気な天使のまっすぐな姿勢と無邪気さが、シリアスな物語とのコントラストとなってとても印象的でした。

最終回はずっと泣いてた

辛い過去と向き合い、新たな一歩を踏み出そうとする天使。
そんな天使を傍でずっと見守り、支えてきた幸紀もまた、自分の人生観が徐々に変わっていくことに気付きます。

そして、物語の最終回では、これまでどこか軽い感じでふざけ合っていたふたりが真剣に向き合い、素直に思いを伝え合います。

物語がしっかりと結実して、幸せで心が満たされているのに、でもものすごく切ない。

涙で画面が見れない

最終回はもうずっと泣いてましたよ。
海辺のシーンなんてもう、涙でほぼ見れなかったです。

飾らない台詞、素朴な演出、自然なお芝居、この全部が合わさって、すとんって心に響きました。

本当によかった。

毎日が素晴らしく、充実しているものかどうかはわからないけど、人生は悪くないな、と思っていただける作品になれば嬉しいです。

幸紀役　上杉柊平

ドラマ「ワンルームエンジェル」は配信で視聴可能

ドラマ「ワンルームエンジェル」は動画配信サービス「hulu」で配信中です。
アイドルBLだとか、ファンタジーはちょっととか、細かいこと言わずにまずは見て欲しい。本当に良い作品でした。

▷　huluで「ワンルームエンジェル」を見る

原作「ワンルームエンジェル」

人生の光と闇を紡ぐ、最も優しい物語。

amazonより

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本ページの情報は2024年7月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。